治療時間は40分～50分です。テレビや音楽を聴きながらリラックスして治療を受けることができるので、精神的な負担も大きくありません。

一般的ながん治療はがん細胞だけでなく正常な細胞にも作用してしまうため、どうしても副作用が出てしまいます。
がん温熱療法 ハイパーサーミアは、がん細胞だけを破壊するので副作用が少なく、体への負担が少なくすみます。患者様の状態を考慮しつつ、患者様のご都合に合わせ長期間にわたって何回も治療が可能です。
※稀に見られる副作用として、治療中の皮膚のヒリヒリ感や局所的な火傷のような症状、汗を多くかきますので一時的な脱水症状、のぼせた様な感じなどがありますが、数日で改善します。

体を温めることにより、免疫力が活性化されると言わています。免疫力が高まるとがん細胞を自分自身の力だけで排除する働きが高まります。42~44℃の加温による「がん組織の直接的な壊死効果」とともに、周辺組織にも39℃~41℃に加温されることによって「宿主免疫の活性化効果」をもたらします。40℃前後のマイルド・ハイパーサーミアで「免疫力を高めてがんを撃退する」という面の研究も進んでいます。

がん性疼痛の緩和、食欲の増進、体力の回復、発汗による爽快感など、生活の質の向上も見込めます。